消毒時に注意すること
台風や集中豪雨などにより、家屋等が浸水した場合
① 消毒は、必ず泥や汚れを取り除いた後で使用しましょう。
清掃が不十分だと、効果を発揮できません。
泥や汚れと反応してしまって、細菌などを除去する前に効き目が落ちてしまいます。
② 洗浄や拭き取りにより十分に汚れを落として、乾かしたあとに、
消毒しましょう。
濡れていると、その水分に含まれているものと消毒薬が反応して効き目が落ちてしまいます。
③ 食品を取り扱う場所、子供が遊ぶ場所の机、オモチャなどの
表面は特に気を付けて、消毒しましょう。
食品や子供の口にはいるところは、念入りに消毒が必要です。
④ 消毒は、希釈(うすめ)した次亜塩素酸ナトリウム(=家庭用塩素系漂白剤)や塩化ベンザルコニウムを使用しましょう。
※ 塩化ベンザルコニウムの希釈液の作り方
※ 次亜塩素酸ナトリウム の希釈液の作り方動画
【 消毒薬取り扱いの一般的な注意事項 】
◇消毒薬は違った濃度のものが販売されています。
希釈(うすめる)倍率に注意しましょう。
◇消毒薬は布に含ませる。または、うすめた薬液に漬ける。
どちらかの方法で使用しましょう。
噴霧は吸い込んでしまう恐れがあるのでやめましょう。
◇消毒薬の容器等に記載されている使用上の注意をよく読みましょう。
◇消毒薬は使用するときに希釈(うすめる)します。
消毒液を作り置きすると、時間がたつと効果が十分に出ません。
◇ゴム長靴とゴム手袋を着用しましょう。
消毒薬が肌についたらすぐに大量の流水で十分に洗い流しましょう。
水が周りにないところでは、使わないようにしてください。
◇地面、土壌の消毒は不要です。
この記事を書いた人
一般社団法人 いのちを守るatプロジェクトJAPAN
代表理事 高貝 正芳
いのちを守る防災プロジェクト実行委員会委員長
公益財団法人文化教育研究会 評議員
公益社団法人危機管理協会専務理事(元)
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